【ONU】Optical Network Unit
・光回線の加入者側に設置される機器で、光信号とIP信号の相互変換を担当する。
→業者側には、対になる装置として[SLT]、[OLT]が設置されます。
・通信自体は、上り・下りとも同じ線を使う1芯式(別名・ピンポン式)が採用されている。
→上り・下りで別の線を使う回線は、Bフレッツビジネスタイプで採用されてます。ONUではなく、[DSU]が設置されますね。
・回線認証機能を有しているため、勝手に繋いでも光回線に繋がるわけではない。
→[AUTH]、[認証]のランプがそれですょ。
・PPPoE認証機能はないため、「ONUが正常に稼働していても、インターネットに繋がらない」ことは十分にあり得る。・いくつかの種類があり、頭文字で見分けることが出来るようになっている。
→まあ、この辺りは工事や修理を請け負う部署でしか使わないんですけどね。「光回線終端装置」なんていう大仰な呼び名もありますが、実際にその名称使う人は滅多にいないんじゃないでしょうか。・GE-ONU
GE-PON<>A GE-PON-ONU<1>2、GE-PON-ONUタイプD<1>2
Gigabit
Ethernetの頭文字を取ったもので、1GBps対応という意味を持つ。
光プレミアム回線などにはこれが設置されているため、ネクスト回線への切り替えに大掛かりな工事を必要としない。
・GV-ONU
Gigabit Ethernet&
Videoの頭文字をとったもので、ギガビット・イーサネット対応のONUに、映像機能が追加されたもの。
光ネクストの初期工事で、フレッツTVを契約すると設置される。
なお、フレッツTVを解約するとこれは回収されて、GE-ONUが設置されることになる。
→GV-ONU内蔵のHGWが存在するんですが、映像契約を解約すると、回収されて別の機器になります。型番からは見分けがつかないんですよねー。・V-ONU(映像用回線終端装置)
映像専用の終端装置なので、単体で設置されることはない。
GE-ONUが設置されているところへ、フレッツTVなどを後から契約すると追加で設置される。
ケーブルTVなどでも使用されるらしい。
これはあくまで「光ファイバーを通って届く信号を、映像用に変換する装置」であり、インターネットに繋がっているかどうかは無関係。その光ファイバーが「インターネットを通ったわけではない」ので注意。
・B-ONU
100Gbps対応のONU。初期の光回線で使われていた装置。
ストレートケーブル・クロスケーブルの切り替えスイッチがあるタイプもある。
・このほか、Yahoo!BB光(Softbank)用のONUや、ひかりoneホーム、(au)用のONUなどもあるらしい。
【home gateway/HGW】
ホーム・ゲートウェイは、「光回線など、固定回線によるインターネット環境」に於いて、契約者宅と回線業者のネットワークをつなぐための仲介役のひとつ。
ルータ機能が内蔵されており、それによって光電話(IP電話)、ISP接続が利用できるようになっている。
→ルータ機能は簡易型であることも多く、セキュリティを高めたい場合は別種の機材を導入する例も少なくない。
・回線業者によって仕組みに違いがあるため、一般にはレンタルという形で貸与される。
時々ネットで売られてますが、ONU内蔵型に至っては専用の機材による配線が必要なので、本来は出ないはずなんですけどね?
・「ONU・VDSL内蔵型」と、「単体型」の2種類がある。
NTTでは、旧タイプの光回線から乗り換えると「単体型」、新規回線を引くと「一体型」が設置される場合が多い。
まあ、中身はニコイチしただけのものがあるんですが。しかもでっかい。
・光電話などを利用せず、市販ルータ(無線ルータ)の代用として設置されている場合もある。
・単体型の場合、ONUの代用として設置されることもある。
→ルータ機能、光電話機能は、業者側の設定でOFF/ON出来るものがあります。
→【光電話】も
参照する?
略すなら[HG]なんだが、何故かHGWになっている。
P/W(password]と同じく、PC界特有の略し方ですかね?
【ハブ/HUB】
受け取った信号をそのまま送り出す機器。
ルータのLAN口が足りない場合に、差し込み口を増やす目的で使われることが多い。
ルータ機能、PPPoE機能ともに持ち合わせがないので、この機器だけではインターネットに繋がらない。
無線ルータなどのブリッジモード(APモードやルータ機能OFF時を含む)も、同様にデータを中継するだけの状態になっているので、「HUBにする」という人や、「ルータはないけど、HUBならある」という微妙な人もいる。