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◇ IPv4アドレス<数字編>

 IPアドレスは、本来は32ケタの2進数で構成された数字です。32ケタと一口に言いますが、実際に見てみると

 11001011000000000111000100000000

 です。そしてこれは10進数や金額の表記と違って、カンマで区切って表示、ということは出来ません。
 というのも、コンピュータの世界は「0か1か」しかないためです。考え方としては「そこにあるなら1.それ以外(わからないを含む)なら0」ですね。

 言葉にしているうちはまだしも、32ケタの算用数字とか、はっきり言って、「わかるかこんなものーっ!」ですね。

 そこで、もう少しわかりやすく表記しなおしたものが、所謂「IPアドレス/IPv4アドレス」です。
 これは、32ケタのIPアドレスを「8ケタ×4」に区切り、2進数を10進数に変換したものです。
 ということで、変換すると。

 203.0.113.0

 ああ、どうやら読める数字には、なりましたかね。

 さて、ここで問題です。
 IPアドレスは、32ケタと決まっています。となると、上限が存在します。その上限は、いくつでしょう?
 大まかに、でよいので計算してみてください。

 何ていいましたが、実はごく簡単に、「2の32乗」でOKです。1と0、二つの数字が32並ぶパターンは、何種類あるか。ですから。
 わかりにくかったら、◇◆を32個、同じ並びにならないように並べると、何パターンあるか。で考えると、見やすくなりますよ。

 数字にすると「4,294.967,296」=「42億9496万7296」なので、約43億となります。まあ、43億以上でも「約」になってしまうので、43億弱と言いたいところですが。
 これが、世界中で使われるIPアドレスの総数=上限となります。

 これを「ICANN」という組織が世界各地に分配していたのですが、先ごろ、アジア地域の割り当てから、日本の分が枯渇したと発表がありました。
 まあ、ISPが乱立し、スマートフォンもインターネットにつながるし、一人で複数のPCを同時に使うことも珍しくない昨今、不思議でも何でもありませんし、実はIPv4が開発された当初から、枯渇することは予想されていたようです。
 すでに、IPv4に代わるものとして、IPv6、インターネットプロトコルバージョン6が稼働しています。

 まあ、IPv6が利用できるのは、まだ一部の大手ISPだけですけどね。
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◆ IPアドレスの逆流

・二重ルータ環境で、下部にあたるルータからのIPアドレスを受け入れた状態のこと。
 本来のルータとの通信が出来ない状態となる。

 二重ルータ環境でのIPアドレス設定は絶対ではないため、通信のタイミングによっては起こりうる症状。
 光プレミアム+光電話(VOIPアダプタ)などの環境で起こりやすい。

 この症状を避けるには、二重ルータ環境を解消し、下部ルータをブリッジモードにする方法が確実。

【IPv6】

【IPv6】Internet Protocol Version 6
・枯渇するIPv4プロトコルに代えるものとして策定された通信規約で、128biitで構成される。
 個数としては、2の128乗(約340澗/かん)個となり、使い切ることはないだろうとされている。
 管理は JPNIC に任されている。
 実際の運用はIPv4と同じく、JPNICから各業者に割り当てる方式。またJPNICも、さらに上位の機関(ICANN)から各国宛てに割り振られたものを管理している状態。
 現在のIPV4と同じく、エンドユーザはISPから割り当てられるものを使うことになる。

・上記とは別に、NTT東西が管理するIPv6アドレスも存在する。
 これはNGN(Next Generation Network)/フレッツ光ネクストのバックボーンで利用される、閉鎖域用のIPv6。なので、こちらだけではインターネットを利用することは出来ない。
 ISPからのIpv6アドレスを受け取ると、そこからグローバルIPv6網を通ったインターネット通信が利用可能となる。

極意 IPアドレスは「クライアント側を自動取得にする」べし。

IPアドレスは有線、無線いずれも自動取得にしておくべし。

 ルータを使う、使わないに関わらず、自動取得にしておくのが確実です。
 これはPCやゲーム機器、いずれも同じです。

 時折自動取得でうまく設定できない機器がありますが、そういったものを使うときだけ手動設定にします。

 なお、ポート解放を予定しているときも、PC側は自動取得にしておくことをお勧めします。(理由はポート解放の項目で解説します)

World IPv6 Launch

【World IPv6 Launch】
・世界規模で、IPv6の利用を始めよう。というイベント。ただし、前年度(2011年)にあった World IPv6 DAY と違って、恒久的なものとなる。
 具体的には、2012年6月6日以降、全世界にIPv6対応のサーバが増加する。その後、閉じられることなく存在し続ける。
 というだけのもの。
  ユーザーはこれを認識することがないが、ブラウザは認識できるため、一部のサイト(IPv6,IPV4の両方に対応したサーバが管理するサイト)で、表示の遅れなどが出るかもしれない。

<表示が遅れるかもしれない、メカニズム>
 IPV6のサーバがあると認識したブラウザは、まずIPv6での表示を試みる。通信が通ればそのまま表示されるので問題なし。IPv6の通信が通らなかった場合に、IPv4での表示に切り替わる。
 この切り替わりをフォールバックと言うが、タイミングが「相手から応答がなかった場合(タイムアウト)」、「データ処理の誤り、障害の通知があった場合」などの制御メッセージを受信した場合、とされている。
 そのため、タイムラグを避けることが出来ず(Ipv6サーバからの応答待ち分)、サイトの表示までに時間が掛かったり、表示されないまま(ページを表示できません)になる可能性がある。
 なお、NTTフレッツ通信網には、「TCPリセッタ」なるものが、前回のWorld IPv6 Dayで設置され、今回も継続設置されるため、通常はこの症状には陥らないようになっている。が、完璧ではないらしい。

<表示を遅らせないようにするには?>
(1) フレッツ回線利用者であれば、『フレッツv4/v6アドレス選択ツール』を使用する
  →セキュリティ対策ツール、リモートサポートツールなどはNTT網内のIPv6、インターネット閲覧はIPv4を使うというルールを作成する。

(2) PCのIPv6プロトコルを無効化する。
  →ネットワーク接続のプロパティから設定可能。
  ただし、フレッツ光ネクスト/ライトのセキュリティ対策ツールとリモートサポートツール、フレッツV6アプリのセキュリティ対策ツールとリモートサポートツール、東日本のフレッツウィルスクリア(とリモートサポートツール)は利用不能となる。
  光プレミアムのセキュリティ対策ツールは、CTUがIPV4の通信に変換しているので、無効化しても影響は受けない。
  そのほか、ルータのIPv6が通らない状態であっても、PCにIPV6機能が備わっていれば、上記現象は発生しても不思議ではない。IPv6非対応のルータなら、PCのIPv6を無効化するのが確実。

(3) IPv6に乗り換える。
 現状、IPV6通信で利用出来るISPは少ないが、存在する。ただし、IPV6専用の接続IDとPW、IPV6通信を通せるルータなどを必要とするため、対応しているISPであっても、何かしらの設定変更が必要になると考えた方が確実である。
 何より、サイト側で対応していない可能性も多々あるので、まだまだお勧めできない方法である。
 なお、よほど古いルータでなければ、IPV6通信は通せるようになっているものがほとんどになる。ただし、設定変更がいる場合もあるので注意は必要。