この仕事をしていて気になるのが、電話が終わるよと言うときの言葉です。
「○○と申しました。お電話有難うございました」
・・・何か、違和感ありませんか?てかあるよねあるに決まってるよねわかるよね?
「申しました」ってなんだよ!?
ほら、そこのあなた、答えてみて!?
無理でしょ、答えられないでしょ!?
これね、「○○が承りました。お電話ありがとう~」で、いいんですよ。
苦情だろうと何だろうと、「相手の希望を受け止めて、対処したのが誰か」を明確にするための名乗りなんですから。
丁寧にすりゃいいってもんじゃないんですよ、敬語って。
完璧な日本語。というのは、実は非常に難しい言語だそうです。
オペレータに限らず多いのが、「謙譲語、尊敬語を間違えていることにすら気づいていない」パターンですね。まあこれは正直に言って、本人にその気がなけりゃなおらんのですが。
次に多いのが、「お~です」とその派形であれば丁寧語になると勘違いしている人。
間違っちゃいないんですが、変な日本語になります。
この二つの化学変化が、
「○○はご利用されていらっしゃいましたか」
ですが・・・さて、どこがどうおかしいか、わかります?
たいていの人は、「なんか変だけどどこがどうおかしいんだろう??」になります。偉そうなこと言ってますが、私も悩みました。
こういうときは、丁寧語その他を省いて考えましょう。
まずは、「何を言いたいのか」を、丁寧語を使わずに考えてみましょう。ここで聴きたいのは「○○」を使っていたか、ということですよね。
では簡単に、
「○○を使ったことはある?」でいいんじゃないでしょうか?
そしてそれをちょっとだけ丁寧にして、
「○○を使ったことはありますか?」と変化させます。
これではお客様に聞く言葉じゃない?では尊敬語に変えて、さらに丁寧語を一段階アップしましょう。
「○○を使われたことはございますか?」ですね。
はい? あ、「利用」という言葉を使えないか、ですか? やめたほうがいいですね。その発想で失敗したのが、最初に例示した間違い日本語ですから。
まず、「利用」という言葉の意味を考えてください。これは「役立つように、うまく使うこと」を指します。が、この質問では、使い方や利便性どうこうではなく、「使ったことがあるか、ないか」を聞くだけです。
「○○という道具を、役に立つように使っていたか?」と聞く意味は、どこにもありません。
また、この場合は「利用」という単語ではなく、「利用する」という動詞として使います。この違いが理解出来るまでは、使わないほうが無難です。
不要な言葉を無理に使えば、それは歪な日本語になります。
言葉の意味を正しく理解して、自分が何をしたいのかを考えて発言すれば、自ずから正しい日本語で話せるようになりますよ。
あ、そうそう。「ご利用される」は間違った日本語なのは気付きました?
やり方が分からない人に「分からなくなったらメーカーに聞いてね」 は、あり。なんです。
メーカーのサポートが自社製品に詳しいのは、当たり前ですから。・・・・・・たぶん。
でも、分かっていないことが分かっていない人。言いかえるなら、「自分は分かっていると思い込んでいる人」や、「自分は間違っていない、教える方が下手だからおかしなことになる」と考える人に「わからなくなったらメーカーに聞いてね」と言っても、無意味なんです。
だってその人は「わかってる」んですから。その人の頭の中では、そりゃもう、完璧に。
分かってる自分がやっているのに思い通りに進まない。そんなはずはない。教える方が間違っている。自分は間違っていない。悪くない。教える方が悪い。という解釈をするタイプは、何を言っても自分が分かっていないことを認めません。説明するだけ時間の無駄です。
じゃあ、そういう人にメーカーへ質問するタイミングを、どこで判断してもらうか?
簡単です。
「うまくいかなかったら、メーカーに相談してくださいね」
って言えばいいんです。
「メーカーが一番詳しい、公表されていない裏技などもあるかもしれない、だからうまくいかないなら、メーカーへ聞こう。」というふうに話を持っていくと、楽。だと思うよ。
まあこのやり方って、相手をおだててるだけだったりしますけどねー。
・記録にある、ないのトラブルは、ある程度の様式を決めておくことで軽減出来ます。
具体的には、インターネット接続の設定ですね。
やることは決まっているわけですから、それは様式化してしまったほうが後々、楽になるでしょう。
その記事を参照するかどうかよりも、
「どんなことを書き残すべきなのかを理解しなくても、間違いのない記事」がかける。 これは、とても重要です。
あー、こんなことをしたら、オペレータが成長しないじゃないかって?
様式が決まっている程度で成長しないオペレータを、どう成長させるかってことですか?
それは本人の問題だ。そこまで面倒見る気はない。
ていうか、最初は分からなくても、繰り返しているうちに、何を書くべきなのか理解出来るのが、学習能力がある人間だと思うんですが。外国語の勉強や漢字の練習って、そういうものじゃなかった?
私がやろうとしているのは、「余分な情報を残すことによる無駄な労力・時間のロスを省く」方法とも言えます。
さて具体的にはどうしようかなー、と…
1 初期設定の場合
<インターネット接続初期設定> | |
ISP名( ) ルータ有 ルータなし パソコンあり パソコンなし |
モデム/ONU/VDSL | (以下、該当するもの以外消去) |
ルータ1:機種名/メーカー (無線ルータ/有線ルータ) |
ルータ2(無線アクセスポイントまたはHUB) |
ルータ3(または無線中継機) |
利用端末 WinXX(無線) Mac(XX/有線) etc... |
これくらいかな?
これだけ細かくするのには、「本当に理解しているか」ということを把握できると言う利点もあります。
該当項目を間違えるようでは、理解しているとは言いがたいですからね。
1 広帯域は、防火壁なしてインターネットに繋ぐ状態。言うならば鍵をかけない状態の家で過ごすに等しいので、基本的には推奨されないし、出来ない。PC内部のウィルス対策やファイアウォールがあっても、広帯域では効果は半減する。
2 コントロールパネルまで潜るのが困難であれば、ショートカットをデスクトップ上に作成することを推奨する。
3 IEを開くだけで使いたいなら、インターネットオプション-接続-「ネットワーク接続が存在しないときは、ダイヤルする(W)」にチェック。
IEを開いたときに、ネットに繋がっていない場合だけ、広帯域接続の画面が表示されるようになる。
4 IE以外のブラウザには、自動接続機能はない。
5 NTT回線なら、スタートアップツールを使う。・・・まあ、ほかの回線でもダウンロード出来れば使えると思われますが。
→
スタートアップツール[NTT] インターネット等接続方法の選択(広帯域自動接続)6 どうしても納得出来ないなら、
[非]IE 自動接続の設定[推奨]を参照。
自分から侵入者を歓迎する行為だということをお忘れなく。
7 ただし、IE10以後、IEによる自動接続は不可能になっている。
◇IE11より、広帯域(ダイヤルアップ接続含む)の自動接続は不可能となりました。
これはインターネットオプションから、自動接続項目が削除されたためです。
そうでなくても、そもそも広帯域はルータがない環境で使われる機能であり、PCをダイレクトにインターネットへつなぐという方法なので、実は非常に危険を伴います。パソコンのウィルス対策ソフトやファイアウォール程度では、役に立たないに等しいので、今まで許可されていたほうが正直、不思議なんですが(--;)
だからといって、使うしかない状況も多々あるわけで。
いちいちコントロールパネルへ潜るのは流石に面倒だし、覚えられないような人が、自動接続を欲しがるわけで。そうなると、毎回聞かれるのも鬱陶しい。
ふむ、それならまあ、自動接続にしないまでも、せめてデスクトップ上にショートカットくらいはあってもいい。と思うのです。