<動画圧縮の理屈>
・まず、動画とは「音声部分」と「映像部分」に分けられます。
圧縮する場合、まとめて圧縮するのではなく「音声を取り出して圧縮」、「映像を取り出して圧縮」、終わったらニコイチする。という手順がお勧めです。
市販品だとまとめてぎゅーっと圧縮するソフトもありますが、まあ納得のいく出来になるかは、材料次第です。
 | お酒で言うならこんな感じ。
見た目は分離してるけど、おいしくいただけるでしょ。 |
見るだけだとなかなか気づきませんが、自分で動画の圧縮をやってみようと思うと、まずこれが立ちふさがります。
まあ、rainbowの写真を使いたかっただけなのは否定しない。
.mpeg/.mpg [Moving Picture Experts Group]
読み方は「えむぺぐ」
順番に策定されていったのではなく、幾つかの規格の為に同時に策定・検討がなされたため、別の規格に吸収されたものもある。
・MPEG1
画質:VHSビデオ程度。
CDに1時間ほどの動画を記録するために策定された国際標準規格。NTTとアスキーが提案したらしい。
昔のデジカメ動画などで利用されていた規格。
・MPEG2
画質:S-VHS程度。
さまざまなメディアでの利用を想定し、解像度、圧縮率が複数用意されている。そのため、状況に応じた組み合わせを製作者が指定出来る。
・MPEG3
HD-TV(高精細度TV放送)用に策定されたが、MPEG2に吸収されたため消滅、欠番。
・MPEG4
動画・音声全般をデジタルデータとして扱うための規格。
詳細はウィキペディア参照[http://ja.wikipedia.org/wiki/MPEG-4]
。
3GPP/3GPP2(=第3世代携帯電話)、動画のストリーミング再生(YouTubeなど)でも採用されている、現在の主流規格。
・MPEG5
欠番。
「H.265」がMPEG5になると推測されていたらしいが、規格として承認されたのみ。MPEG5としては採用されていない。
[http://ameblo.jp/killa-official/entry-11461663611.html]
[http://ja.wikipedia.org/wiki/H.265]
・MPEG6
欠番?
それらしい情報が全く拾えず。
・MPEG7
正式名称 Multimedia Content Description Interface
マルチメディア用メタデータ表記方法の国際標準規格。
「動画に記録するメタ情報による、データベースの構築と検索」を目的とする。つまり、圧縮規格ではないということ。
・MPEG21
著作権保護やコンテンツ保護を中心とした情報のための規格。
MPEG7と同じく、圧縮規格ではない。
21は「21世紀」に重要になるから、ということらしい。
・・・タマネギ部隊ぢゃないんだから。