<TIA/EIA-568-A><TIA/EIA-568-B>
いずれも、ANSIで定められた、ケーブル終端の配線規格。
T568Aが標準(A配線)、T568Bはオプション(B配線)とされているが、配線による性能差はなく、導線の並び順が違うのみ。
この規格を採用したケーブルが、いわゆる「LANケーブル」とよばれるもので、2種類が存在する。TIA/EIA-568-A
| TIA/EIA-568-B
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橙と緑の配線が入れ替わっています。 |
↑本物のLANケーブルの配線も、同じ色ですよ。
・「両端とも同じ規格」を採用したケーブル=ストレート・スルー・ケーブル(通称ストレートケーブル)


一般には、Bのほうが作りやすいらしく、市販品はほぼ、この配線だそうです。
作るの!?って話ですが・・・機材が高くて、材料は安いんだよねー。
・「両端にそれぞれ違う規格」を採用したケーブル=クロス・オーバー・ケーブル(通称クロスケーブル)
となる。
種類による利用方法の違いは、
◇クロスケーブルとストレートケーブルの違いを参照。
ところでこの配線で、「あれ?」と思った方、いませんか?
ストレート同士ならまだしも、クロスケーブルの場合、「斜めになる分の長さが違う」ことになりますよね。
本来同時につくはずのデータですが、このわずかの違いで、遅延することもあるそうです。データによっては、この差が致命傷になるものも、あったそうですよ。
そのころは、自作機はマニアのもの、長いケーブルを自分で切って二つに作り変えることもお手の物。なんて人も、けっこういたそうです。
・・・20年とか、昔のお話。
【メタルケーブル】 metal cable
・メタリックケーブル / metallic cable とも。
・通信回線や電力供給に使われるケーブルで、金属製の線芯にシース(保護外皮膜)を施したものを指し、線芯は複数が束ねられることが多い。
この芯線を電気が流れ、通信データは電気信号として流れていく仕組みになっている。
シースと線芯の間にシールドを施し、ノイズ軽減を狙うタイプもある。
ちなみに線芯(線心)とは、導体(導線)に絶縁を施した、絶縁電線を指す。
<内部構造による分類>
・平衡ケーブル
接地(アース)を必要としない形式で、LANケーブルや音響用ケーブルが該当する。
平衡をとるためには対の線芯が必要であり、断面は必ず一対になる。
・不平衡ケーブル
接地(アース)を必要とする形式で、同軸ケーブル(TVなど)が該当する。
平衡をとる必要がないため、ケーブルは1本でよく、断面は円形になる。
◇ガラスやプラスチック製の線芯を利用したものが光ファイバーで、これは光信号の送受信に使われる。電力送信に使われることはない。
◇絶縁体
導体同士、導体-大地間での電圧に耐えるよう被服を施した部分を指す。
絶縁に使われる材質を「絶縁物」と言う。
◇シールド(遮蔽層)
ケーブルに施す各種の皮膜を指す。
シースはその中でも外装、または物理保護に該当する。
<参考>
[
初歩の電線・ケーブル 抜粋]
株式会社 協電 I&I.Cable