【パケット/packet】
大きなデータを分割し、それぞれに制御情報(送信先のアドレスなど)を付加して作る、小さなデータのこと。
制御情報によって、送信先で再構築が可能となっている。
・レイヤー3(OSI参照モデルの第3層/ネットワーク層)の通信で使われるデータの最小単位。
<パケットを使う理由>
大きなデータのままやり取りすると、通信経路を占有されて他の通信に支障が出ることがあるが、小さく分割することで占有を回避し、効率よく利用できるようになる。
また、移動経路に障害が出ても、他の経路へ変更出来るなど、柔軟な対応が可能。
携帯電話でのパケット通信もこのパケット方式が採用されている。
<span style="color:#666666">・要は、住宅密集地へ荷物を運ぶとき、大型トラックで一気に運ぶより、小型トラックを何台も使って運んだほうが、結果としては早い。みたいな感じですね。</span>
【スループット /throughput 】
・単位時間あたりの処理能力を示す。
データ処理能力を指す場合は、コンピュータが単位時間内に処理できる命令数のこと。
データ転送速度を指す場合は、通信回線が一定時間に処理できる転送量となる。
いずれも測定方法によって結果が異なるので、同じ測定方法を使って算出するのが理想。
・RFC 1242の3.17では、「その機器によって送信フレームが損失しない最大レート」と定義されている。
【ラウンドトリップ 】 round trip
・データ通信、ネットワークなどの分野では、発信した通信データや信号を相手が受け取り、応答を返してくるまで(発信者が受け取るまで)の過程を指す。
この過程にかかった時間をRTT(Round Trip Time)、通信やネットワーク、データ伝送などの分野では、通信相手に信号やデータを発信して、応答が帰ってくるまでの過程をラウンドトリップという。この過程にかかる時間のことをラウンドトリップタイム(RTT)、ラウンドトリップ遅延などという。
・往復、一周の意味を持つ英単語。