
:ねーねー、
通信の暗号化ってなにー?

:ん? 「
データを盗まれても、中身がどんなものかわからないようにすること」だが。

:あれだよね、シャーロック・ホームズで言う「踊る人形」とか。

:・・・マニアか、おまえは。まあそういうことで、ルールを知ってる相手以外は読めないものにするってことだな。

:ふーん。じゃあ、無線の暗号化ってなに?

:そう来るか。

:まあ簡単に言うと、無線の傍受ってのは、基本的に防げないのね。

:ぼーじゅ?

:本来の相手以外が、無線を盗み見ること。・・・盗み聞くこと、か?

:その辺はどっちでもいいと思う^^;

:基本的には「
通信周波数帯が一致すれば、傍受し放題」だな。

:無線LANを隠蔽する方法っていう方法もないわけじゃないんだけどね。あれはいざネットに繋がらないってときに非常に厄介なので、基本的には採用されない。

:まあそういうわけで、通信してる内容は他人に知られちまうわけだ。

:えっと、それ・・・

:18禁見てたとかー、何を買ったとかー、そういうのが知られちゃうのね。

:こ、困る、それっ!

:でしょ。だからそこで、「
通信してる情報を盗まれても、中身が何か分からないようにする」のが、無線の暗号化なわけです。

:んー、重要なんだね。

:後、無線についてはちょっと違う面もあるけどね。

:違う面って?

:
自由に傍受出来るってことはさ、乗っ取れるってことでもあるんだよな。

:へ?

:つまり、他人の回線使ってその人になり済ましてやりたい放題ってこと。

:・・・え?

:ネット犯罪が厄介なのはさ、「どこの回線から、どのパソコンを使って接続していたか」までしか、調べられないことなんだ。

:そのパソコンを誰が使ってたかってのは、よほどセキュリティに厳しい会社じゃないとわからないんだよ。

:まあ少なくとも暗号化をしておけば、KEYを知ってる人以外は無線を使うことも出来ないわけで。

:暗号化が勧められるのは、まずそこからなんだよね。
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