【長期記憶】
短期記憶で忘却されるはずの記憶が保持されたもの。保持時間は数分から一生に渡り、またその容量にも限界がない。
なお、短期記憶から長期記憶にデータが移行され、安定する過程を[記憶の固定化]という。記憶の固定化には、反復練習(復唱)が有効とされる。
→管理人がこのタイプですね。おかげで中学の時に覚えた古典の一節(徒然草とか枕草子の初段とか)、まだ暗唱できますもん。
<陳述記憶>
エピソード記憶、意味記憶の二つを含む。
[エピソード記憶]
個人の体験に基づく記憶。
生ガキを食べて中ったから、牡蠣一切が食べられない、とか。許せない一言のせいで相手を憎んでいて、その一言を忘れられないとか、そういう記憶。
その時に何があったか、どう感じたか、どういう意味だと考えたか、などの付随情報も同時に記憶されるのが特徴。
[意味記憶]
辞書に記載された情報のような記憶。
その知識をどこで入手したのか等の情報が消失し、内容のみが記憶に残っているものとされている。
<非陳述記憶>
[手続き記憶]
反復練習により覚えた手順(キーボードの文字配列とか、日々の習慣)など。
一旦形成されると自動的に機能し、長期間保たれるという特徴を持つ。
[古典的条件付け]
梅干しを見ると唾が出るなどの体験による反射反応。
→梅干しを知らない人は、見ただけで唾が出たりしないんだよ。
[プライミング]
それまでの経験から推測することで、記憶の再生や追加を容易にすること。またこれを利用し、回答の方向性を誘導することも可能。
事前に花の話をしたり、周囲に花瓶を配置するなどの準備で、「黄色=タンポポ、パンジー」と。果物でセッティングすることで、[黄色=檸檬、バナナ]という感じで。
[非連合学習]
同じ刺激を繰り返すことで鈍感になったり、敏感になったりすること。
→まあ、昔のスパイが「拷問は訓練してるから、簡単には吐かないよ」ってやつです・・・かね?
- 関連記事
-