まず、無線の電波は、「発信源から同心円状に広がる」ということを念頭に置いて下さい。 これは、電波そのものの特性です。特別に指向性を持たせない限り、同心円状に伝播していきます。
→障害物があるとそこで減衰したり反射したりといろいろありますが、今回は考えに入れずに進めます。
つまり、こんなふうに円を描くんです。
→遠くへ行くほど色が薄いのは、電波も弱くなるためです。 
これ実は、「上から見た図」です。
では、発信源を水平に見るとどうなるか、気になりますよね?
ということで、こちらが、「横から見た場合の電波の図」。
→扇形になっているのは、「本当に扇状の空白域が発生するため」です。
・無線の電波は、扇状に伝播していきます。あくまで「扇状」なので、上下に空白域が発生します。
同じフロアだと問題がないのに、上下階だと電波が届きにくいのは、実はこの伝播の形状が原因です。
なので、発信器部分を傾けることが出来れば、到達域が変えられるそうですよ。
→
無線LANのアンテナ方向、電波の飛び方メモ
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