【同期:どうき】
・周期やタイミング、内容を「同一に揃える」こと。
<データ通信分野>
コンピュータ内でのデータ処理や、回路間でのデータ送受信にずれが生じないようにするために利用される。
<プログラミング>
複数のプログラムが並列実行される際に、同じ記憶領域への同時アクセスによるデータ不整合を防ぐ。
<フォルダや作成したファイル>
意味合いとしては上記の同期と同じだが、それを知らない人間によるデータ消失が発生しやすいので注意が必要。
この場合は、「不足するものを補うのではなく、主体となるデータ郡と同じ状態にする」と言い換えると間違えにくい。
更新したファイルも、主体のほうが古ければそのデータで上書きされるので、さらに注意が必要。とくにiPhone+iTunesの場合は、写真などが消えうせる場合も珍しくない。
・iPhoneの同期で起き得ることを例題にしてみました。
例題:とあるフォルダのなかに、作成したデータが入れてある。
フォルダA C、D、E、F、G
フォルダB C、F、G、X
・フォルダAを主体とした場合
フォルダBとAを同期すると、データはどうなるか。
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フォルダAとBが同一になる。つまり、Xが消える。 フォルダBのデータが、フォルダAのデータより新しかった場合、どうなるか。
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フォルダA(古いデータ)で上書きされる。つまり、Xが消えた上に、古いデータのみになる CはフォルダA、FはフォルダBのほうが新しいデータであった場合、どうなるか。
→
いずれもフォルダAで上書きされるため、Cは新しいものになるが、Fは古いままになる。そして、Xは消える。
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